老眼の原因




老眼とは正式には老視のことで、一般的に近くの物が見えづらくなる、人間であれば避けて通る事が出来ない老化現象、視力障害の1つです。




 近くが見えづらくなる原因と物を見る仕組み






歳を重ねるとなぜ人は近くが見えづらくなり、老眼になってしまうのでしょうか?


もっとも大きな原因は、透明で凸状の形をしており、眼のレンズの役割をしている「水晶体」の機能が加齢によって衰え、弾力性がなくなるためです。


まず眼で物を見る仕組みは・・・


1:外から眼の中に光が入る。


2:光が角膜⇒水晶体を通り、毛様体筋で水晶体の厚さを調整してピント(焦点)を合わせる(光が屈折される)。


3:屈折された光が眼球の奥にある網膜に到達し、視神経を通り、脳(視覚野)に情報が送られ物が映像化されます。


以上のように眼で物を見るとき、毛様体という筋肉で水晶体の厚さを調整してピント(焦点)を合わせます。


例えば近くを見る場合は水晶体を厚くしてピントを合わせ、遠くを見るときは逆に水晶体を薄くしてピントを合わせるのです。


しかし加齢等によって毛様体自体の筋力が衰えたり、毛様体自体の機能が衰えなくても、加齢によって水晶体の弾力性が低下すると、いくら毛様体筋が水晶体の厚さを調整しようと思っても、水晶体の弾力性が低下しているので厚くすることができないために、近くにピントが合わなくなり、近くが見づらくなり、この症状が老眼なのです。


また一般的に老眼は近くが見えづらくなる症状と思われていますが、実際には水晶体の弾力性が低下しているためピントが合う範囲自体が狭くなっているので、近くだけでなく、調節が必要となる範囲全体が見づらくなっているのです。


★正視


外から入ってくる光が網膜で焦点が合うので、近くも遠くも良く見える。


★近視


角膜の屈折異常、または眼軸が伸びすぎたために、外から入ってくる光が網膜の手前で焦点を結び、近くは見えるが遠くが見づらい。


★遠視


角膜の屈折異常、または眼軸が短すぎるため、外から入ってくる光が網膜の後ろで焦点を結び、特に近くが見づらくなる。


★老眼


水晶体の弾力性が低下し、水晶体を厚くする事が出来ないため近くにピントが合わない。


 眼を酷使したために起こる老眼に似た症状





上記の通り、老眼は加齢が最も大きな原因ですが、最近では若い方でも老眼に似た症状が出る事が良くあるのです。


パソコン、ゲーム、携帯電話など、近年では眼を使う作業が多く、その結果、眼を酷使している状態が続くと、水晶体自体は弾力性があっても、水晶体を調節する毛様体筋に負担がかかり、正常に機能しなくなるために、水晶体の調節が出来なくなり、若くして老眼と同じように、近くが見えづらくなる症状が出てしまう事もあるのです。


もちろん加齢が原因でないこの症状は老眼とは言えませんが、この状態を続けていると眼精疲労はもちろん、老眼に早くなってしまったり、最悪、眼の病気の原因となることもありますので、眼の疲れを感じたら、遠くを見たり、眼を休ませるなどして疲れを取ってあげる事がとても大切なのです。




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